お酒のない世界

お酒をいきなり断酒するって決めたわけじゃないのに

 

仕事中ずっとグレーの靄がかかったような、なんだか鬱々とした気分

 

今までと違う世界にいるみたいだった

 

やりたいことはたくさんあるはずなのに、どれもお酒という快楽だけを与えてくれる究極のドーパミンに勝てないんだよ

 

中野信子さんの著書『脳内麻薬』によると、「新しく何かを始める」という気持ちは、ドーパミンが出る要因の一つだそうです

 

だから、これから始めたいと思っているプログラミングや英会話などを勉強しよう、頑張ろうと思うと、すごくワクワクするし、それらを努力して続けた先に、成果が現れる・なんらかの形で評価されるなどの結果があらわわれた時にも、正しい脳の報酬系の仕組みが働いて、お酒を飲んだときと同じような満足感、幸福感が得られるはずです

 

でもそれはずっと先のことだし、そういうまっとうな方法でドーパミンが脳内ででてくるような状態が、お酒を飲んだ時の楽しい気持ちに勝てるのか全然わからない

 

体を動かすのが好きな人はいいな

わたしは運動に関しては、最近太りやすくなってきたし頑張りたいとは思うけれど、昔から苦手だから、あくまで嫌だけど頑張らなきゃないもので、喜びや幸福感を感じられるようなものでもない

 

チームスポーツで、仲間と喜びを分かち合うなんてことも、一生経験することはないでしょう

 

手先が不器用だから、絵を描いたり何かを作ったりするのも苦手

 

トライしてみたい気持ちはあるけれど、運動と同じで、苦手で困難を伴うけれど、挑戦してみたい、と思うものであって…

 

そこに喜びややりがいは多分感じられない

 

趣味を聞かれたら、読書や映画鑑賞ってこたえていたけれど

 

不器用で何も出来ないから暇つぶしでやってるな、っていう感じだから、もともとそんなに好きじゃないんだと思う

 

やっぱりお酒には勝てない

 

それでも、今まで自分でやりたいことを成し遂げたこと、成し遂げた後の気持ちがわたしにはわからないから、その気持ちがお酒を飲む以上の満足感を与えてくれることを信じて、もう少しだけ頑張ってみたい

 

期待に応えるため、いい大学に入るために頑張って勉強して、そこそこいい成績を収めてた時は、全然幸福感がなくて、苦しいだけで不幸だったけど

 

それが自分が「やらされる」ことじゃなくて、自分の意思で「やりたい」と思うことならどうなるのか

 

もしダメならダメで、大変かもしれないけど、ほどほどに酒飲んで、楽しく生きるってのもありかもだし

 

気持ちは暗くて潰れそうでイライラしてしんどいけど、もう少し希望を信じたい